「公害・地球懇(JNEP)」は、公害や環境破壊をなくすために運動している団体や個人と連帯する組織として1989年8月に結成された「なくそう公害、守ろう地球環境」実行委員会の成果を踏まえ、さらに運動をひろげるために1990年12月に結成されました。
当会には、水俣病やイタイイタイ病、大気汚染公害、薬品公害、基地騒音公害、ムダで有害な公共事業などの訴訟を担っている公害被害者団体の訴訟団体や弁護士、これを支援する労働組合、女性団体、農民団体、医療関係団体などが参加しています。
また、公害問題、地球環境問題に取り組んでいる学者・研究者をはじめ、多くの市民も参加して、「なくせ公害、守ろう地球環境!」をスローガンに活動しています。
2009年12月、デンマークで開催されたCOP15(気候変動枠組み条約第15回締約国会議)に22名の代表団を派遣したのをはじめ、COP16からCOP20には数名の若手代表団を派遣してきました。2015年末のCOP21には開催地パリがテロ発生直後という状況下でしたが、2名の学生をはじめ福島の原発被害者を含む5名の代表団を派遣しました。また、2010年10月に名古屋で開催されたCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)では、展示ブース開設や「やま・かわ・うみ・そら」シンポジウムを開催しました。
2011年3月に発生した東日本大震災と福島原発過酷事故以後、被害者の救済と全面賠償、さらに「脱・原発、自然エネルギーへの転換」をめざして地球温暖化防止の運動と結合させて活動を強めています。
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